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AIに代替されないキャリアのための3つのポイント

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AIに代替されないキャリアのための3つのポイント

こんにちは!Kenです。

本日もちょっとだけ日々を豊かにする、『厳選ビジネス洋書』をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、

Robert Green著

『 Mastery 』 です。


本書は翻訳版も

『マスタリー:仕事と人生を成功に導く不思議な力』

という名前で出版されています。

私達はグローバル化、IT化された世の中に生きおり、

企業が仕事を何千kmも離れた人にアウトソースするのが当たり前になってきました。

同じ仕事なら、国籍に関係なく、

より安く働いてくれる労働者にアウトソースした方が合理的だからです。

さらに、おそらく近い将来、

AIが全てのトラック・タクシードライバー、銀行員、翻訳家、その他、クリエイティビティのさほどいらない全ての仕事に取って変わります。

こんな絶望的な労働市場で、我々はどのようにキャリアを育めば良いのでしょうか?

本書ではその1つの答えを教えてくれます。

残念ながら簡単なものではありませんが、最良の選択肢の1つだと考えられます。

その選択肢とは、『Mastery』を獲得することです。

Masteryとは、日本語では、『達人』『熟練・精通』『専門』などと訳され、

簡単な話、AIでは代替されないような、知識創造、ブランド創造を目指すということです。

達人と聞くと、

「自分は何かを極めた経験がないし、無理。」

と思うかもしれませんが、

現在では、どんなに離れ業に思えるようなことであっても、

習得の方法は確立されてきています。

具体的には、何千時間にも及ぶ、優れたメンターのガイドとフィードバックつきの集中的訓練、

及び実務によって、

脳の能力が解放され、

アウトソースが難しい、

あるいは、AI化が難しい、

知識労働、クリエイティブ能力が解放されます。

個別具体的な訓練の方法はアンダース・エリクソン氏の名著『PEAK』の解説でご紹介しましたので、

ご参照くださいませ。

本書の著者ロバート・グリーン氏は、歴史上の優れた知性、

アインシュタインやレオナルド・ダ・ヴィンチから、

現代に生きる信じられないほどの業績を収めている人々まで、

彼らがどのように考え、キャリアに取り組んできたのか分析しました。

今回は彼の分析結果の中から、

どんなキャリアを選択すると、達人に至りやすいのか?という、マクロ的な話についてご紹介いたします。

世界中の安い労働力や、AIに仕事をとって代わられないようなキャリア戦略を構築するためにぜひ、お役立てくださいませ。

『Mastery』を確立し、代替されないキャリアを築くための3つのマインドセットとは?

ということで、ここからは、

どんな考え方でキャリアを構築していけば、

AIに負けないような、知識創造力、ブランド創造力を、

得られるかについて、3つのポイントを解説していきます。

1. Primal Curiousity

アルバート・アインシュタイン氏が5歳だったとき、

コンパスを父親からプレゼントされました。

そしてこのコンパスで遊ぶうちに、目には見えない、磁針を動かす力(磁力)に魅了されたのです。

ここで彼は、

磁力の他にも、世界には、まだ理解が浅い、あるいは解明されていない目に見えない力が存在しているのだろうか?

という強い好奇心(Primal Curiosity)を持ちました。

この強い好奇心(Primal Curiosity)が、数十年のちアインシュタインをマスタリーの領域に導いたのです。

つまり、マスタリーに至るための、

最初のポイントは、社会的圧力によって忘れてしまっていた自分の強い好奇心を思い出し、

キャリアの意思決定に役に立てることです。

ロバート氏は次のようにおっしゃいます。

「全ての達人達は、自身が若い頃に抱いていた好奇心と、常に何らかの形で関わっていた。」

「しかし残念ながら多くの人は、年を重ねるにつれ、学校、社会からの圧力でその好奇心を失ってしまう。」

結論:AIに代替されない仕事、達人の仕事をしたい場合には、自分の中で最も強力な好奇心の対象が何なのかを明確にし、その対象に対する理解を深め続ける必要があります。

社会的圧力が自分の興味・関心を奪う前の、純粋な好奇心を持っていた時代を振り返り、あなたの好奇心を掘り起こしましょう。

ロバート氏のオススメは、毎日20分間かけて日誌を書くことです。

「社会的圧力を感じる前には、自分は何に熱中していただろうか?」

この質問に対し、何の制約もなしに思いついたものを書き出していきます。

ちなみに私は、本や漫画を読み知識を深めることでした。

あなたの強い好奇心の対象はなんでしょうか?

2. Leaning above Everything Else.

ボクシングコーチの達人、フレディ・ローチ氏は、

コーチとしてのキャリアを、

毎晩ラスベガスのボクシングジムを回って、

無料でレッスンするところから始めました。

日中はテレマーケティング(テレアポ)の仕事をしていましたが、

テレマのサラリーだけでは、生きていくのがやっとでした。

しかし、ローチ氏はジムでコーチができる『学びの機会』を失うわけにはいかないと、

やり通したのです。

すると、教えていた若いボクサーが、ローチ氏を信頼するようになり、

つまりコーチ料が取れるようになりました。

結果、自分のボクシングジムを開くことができ、

世界一のボクサー、マニー・パッキャオ選手をはじめとする、有力なボクサー達を育て上げることに成功したのです。

著者は、

もし、『お金のゲーム』だけにフォーカスするのであれば、

貴重な学びの機会に充てるための時間を失うことになり、

長期的には大きな損失が生まれるだろう。

と、述べています。

時には、

少ない報酬を受け入れること、

誰にも認知されないようなことをすること、

ひどい批判を受け入れること、

長時間の退屈な仕事を受け入れることも、

学びに必要かもしれません。

貴重な学びの機会はその他全ての機会とのトレードオフなのです。

結論:何よりも、『学び』の機会を最優先にする意識が、最良の選択を引き寄せます。

3. Unique Combination

ロボット工学そして脳神経科学の研究者であり、

グーグルXの共同創業者であるの松岡陽子氏は、

テニスのプロを目指して16歳で渡米し、怪我を機に、

「ロボットのテニスプレーヤーを作りたい!」

電気工学を学び始めたという異色の経歴を持っています。

カルフォルニア大学バークレー校で電気工学を修了した後、

彼女はロボットのテニスプレーヤーを作りたいという夢を実現するために、

大学院に進学し、ロボット工学の研究室で学び始めます。

そして、この研究室で当時世界最高レベルの精度を誇るロボットアームの作成に成功するのです。

しかし、彼女はそこで止まりませんでした。

より精度の高いロボットアームを作るため、

人間の脳がどのように手を動かしているか、その謎を解明しようと思ったのです。

そこで、彼女は脳神経学分野を学び始めます。

最終的に、ロボット工学と、脳神経学を融合させ、

Neuroboticsと呼ばれる新たな研究分野を創造するに至りました。

彼女は2つの分野の高度な知見を掛け合わせることで、

新たなニッチ領域を創造し、

世界に唯一の存在となりました。

結論:興味がある分野のスキルを高め、それをユニークな方法で掛け算し、新たなニッチを生み出しましょう。

松岡氏のような高次元での実現は難しくとも、

自分の興味を深掘りしていけば、必ず掛け算できることが出てくるはずです。

と、信じて私も活動していきます。

まとめ

まとめると、もしあなたが、本書で紹介されているマスターマインドセットを適用し、

人生において何らかの達人になるチャンスを増やしたいのであれば、あなたはまず、

①自分の強い興味の対象は何なのかを思い出し、

②その興味の対象について、何よりも学びを最優先にします。

世間一般の価値観で重要視すべきところ、

社会的地位、金銭的充実などを一部犠牲にしてでも、

自分にとって価値ある経験やスキルセットを手に入れるのです。

③身につけたスキルをユニークな方法で掛け算して、自分だけの新たなニッチを創出しましょう。

もし、うまくあなたのニッチを生み出すことができたら、

さらに好奇心を探求するための時間(お金)も生まれるはずです。

以上が、私が本書を読んで非常に参考になったポイントです。

万が一、あなたが今、

「AIや外国の安い労働力に代替されない存在になりたい。」

と思われている場合、ぜひご一読されることをオススメいたします。

本書には人生の選択肢として、検討する価値がある考え方がたくさん詰まっています。

翻訳版を読んでみる。

  • この記事を書いた人

Ken

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