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『目標』に集中することのワナ

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『目標』に集中することのワナ

こんにちは、『365日のビジネス洋書』運営者のKenです。

突然ですが、

「ビジネススキルを高めたいけど、分野があまりにもたくさんありすぎて、どれを学べばいいのか分からない!」

「目標は設定したし、毎日意識しているけど、あまりうまくいっていない。」

こんな悩みを感じたことはありますか?

私は、めっちゃありました。

さらに、何を学ぶべきか悩んでいるうちに、何もせずに時間が過ぎてしまったり、本屋でいくつか書籍を購入したものの、結局積読状態になってしまったりと、フラフラして人生を過ごしてきました。

時間の使い方を振り返ると必ず後悔するこの二つの行動は、なぜ生じてしまうのでしょうか?

この理由について、

「あなたが『目標』ばかり考えいているからだ。」

と、指摘するのがアメリカで超有名な4コマ漫画『DILBERT』の作者であり、連続起業家でもある、スコット・アダムスさんです。

彼のキャリアの考え方を記した書籍、

『Insights from How to Fail at Almost Everything and Still Win Big.』


では、なぜ目標(Goal)に集中することが成功を妨げ、一方で、システム(毎日の行動を最適化すること)に集中することが成功の確率を上げるのかについて自身の経験を踏まえて解説しています。

「ゴール」は敗者のもの、「システム」に集中せよ。

スコットさんは、

”Goals are for losers” - Scott Adams (ゴールは負け犬のためのもの)

と一刀両断しています。

さらに、次のように述べています。

”If you study people who succeed, you will see that most of them follow systems, not goals.”- Scott Adams

(成功者を研究すれば、彼らのうちのほとんどが、ゴールではなくシステムに集中していると理解できるだろう。)

ゴールとシステムの違いとは?

スコットさんによると、ゴールとはある一つの望ましい状況のことで、システムとは具体的に1日の中で行う行動のことです。

ゴールとシステムの違いを理解しやすいように3つの例を挙げます。

・ダイエットでは、
「20kg痩せる。」はゴールですが、「適切に食べる。」はシステムです。

・マラソンでは、
「4時間以内に走り切る。」はゴールですが、「毎日トレーニングする。」はシステムです。

・ビジネスでは、
「億万長者になる。」はゴールですが、「起業家として行動をし続ける。」はシステムです。

つまり、ゴールに集中している状況というのは、具体的に何をすべきかの行動内容まで落とし込まれていない状況であり、

だから多くのゴール設定を重要視している人は行動時に迷ってしまうし、行動して犯した失敗から学ぶという最重要なプロセスを踏むことができないと指摘しています。

 

なぜ、「ゴール」ではなく「システム」に集中することで成功を手繰り寄せることができるのか?

前提としてスコットさんは成功の方程式を下記のように表現しています。

成功=運×スキル

例えば、今日の子供達は、ビルゲイツが持っていたよりも優れたプログラミングスキルを有していますが、ビルゲイツは、誰もコンピュータに興味を持たなかった時代にプログラミングに熱中し、当時の技術レベルでは非常に優れたスキルを手に入れました。

「たまたま、プログラミングに熱中したのがその黎明期だった。」という運があって、相当なスキルもあったので、彼は億万長者になりました。

それでは、運とスキルそれぞれについて「ゴール」ではなく「システム」に集中するべき理由を説明します。

運について

人間は、一度「ゴール」を設定すると、視野が狭くなり良い意思決定ができなくなります。

たとえば、

「ある会社で幹部になる」

というゴールを設定してしまうと、せっかくのちに、あなたのもとに訪れた、

「より良い会社で幹部になる」

という選択肢を見過ごしてしまう可能性があります。

一方でシステムに集中するとは、「毎日自分にとってより良い行動を選択し、実行すること」ですので、巡ってきた運は待ってましたとばかりにつかむことができます。

巡ってきた運を掴めるように、目標のために頑張るのではなく、常により良い1日にするためにに行動に集中すべきなのです。

スキルについて

彼は4コマ漫画家として成功するまでに、PCゲームでの起業や、ファイル移行ソフトウェアでの起業、瞑想プログラム販売での起業に挑戦し、ことごとく失敗しました。

失敗というのは、目標「ミリオネアになる。」における失敗です。

しかし、彼は「起業家として行動をし続ける。」というシステムに集中していたので、

マーケティングスキルや、PCスキル、モチベーションを一定に保つスキルなどを「失敗」から学び、最終的に培ってきたスキルを総動員して漫画で成功することができたのです。

ビジネスの成功確率を高めるために、磨くべき3つの普遍的なスキルとは?

現在は、漫画だけではなく飲食店の経営者やビジネス書作家としても幅広く成功を収めているスコット・アダムスさんですが、

この本の中で、成功したいなら尖ったスキルよりも普遍的な3つのスキルでトップ10%に入る必要があるとし、それらのスキルの高め方について説明しています。

それは、、、

この本に詳細に説明されていますのでぜひ、該当箇所を見つけて読んでみてください。

こんな人は読む必要なし!

既に自分のキャリアの磨き方を確立させているという人はこの本を読む必要はありません。

一方で、

ビジネスで成功するためにこれからどんな方向性で努力をしていけば良いのか?

その道筋のヒントを得たい方はぜひご一読ください。

日本語盤は出ていないので、内容を知りたい場合、英語版を読まざるをえない状況です。

ビジネス英語の能力を高めるための多読用の一冊としても非常にオススメです。

まとめ

今回はアメリカで超有名な4コマ漫画作家スコット・アダムスさんのキャリアに関する書籍、

『Insights from How to Fail at Almost Everything and Still Win Big.』

をご紹介しました。

「目標設定のワナ」や「キャリアの考え方」ついて、一般に信じられている常識と反するも、説得力のあるインサイトを示している名著です。

日本語版が出ていないですが、Amazon Kindle版なら、翻訳機能を使いながらスマホで勉強しながら読むことができます。

ぜひチャレンジしてみてください。

 

Kindle版の洋書を読んでみる。

  • この記事を書いた人

Ken

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