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何もかもうまくいく「お人好し」その特徴とは?

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何もかもうまくいく「お人好し」その特徴とは?

みなさんこんにちは!Kenです。

本日もちょっとだけ日々を豊かにする、『厳選ビジネス洋書』をご紹介していきます。

突然ですが同僚から、

「ちょっとお願い事してもいいですか?」

と、頼まれたら次の3つの反応のうち、どれがあなたの考えに近いですか?

「それって、私にメリットあるの?」

「頼み事を引き受けたら、なんかお返しくれるのかな?」

「喜んで!」

他者に対して親切をすることに対する、この感じ方の違いについて

①Taker:真っ先に自分の利益を優先させる人

②Matcher:損得のバランスを考える人

③Giver:人に惜しみなく与える人

という3つの類型にまとめ、どのタイプが最も成功しやすいのか、

Give and Take: Why Helping Others Drives Our Success

というベストセラーにまとめたのが、

ペンシルベニア大学ウォートンスクールの組織心理学者

アダム・グラント氏です。

同氏は、本書において、

「最もうまくいく人も、最もうまくいかない人もGiverである。」

という、興味深い結論を導き出しています。

なぜ最もうまくいくのも、うまくいかないのもGiverなのか?

160人のエンジニアを対象とした研究では、

最も低い生産性を発揮したのも、

最高の生産性を発揮したエンジニアも、

同僚に自分が受け取るよりも、ずっと多くを与える人でした。

そして、TakerとMatcherは、ミドルに位置していました。

なぜこんな結果になったのでしょうか?

それは、

好成績のGiver達は、

利他的な振る舞いによって、

お互いに信頼し助け合う、強力なネットワークを築き、

結果的に、自分の弱みをチームメンバーの強みで補完できるからだそうです。

一方で、適切に、「No」を使わないGiverは、

自分が自然にGiveできる以外のことに関しても無理にGiveしてしまい、

最終的に燃え尽きてしまいます。

言い換えると、結果を出せないGiverは

全体の利益を考えると、

断った方がいい頼み事にまで、

応じてしまっているということです。

例えば、

自分が集中して仕事ができ、

チームの仕事を50%進められる時間に、

チームメンバーのさして重要でない頼み事に応じることで、

仕事を20%としか進められなかったとしたら、

それは個人としてだけではなく、チームとしても損失になります。

 

以上から、長期間にキャリアの成功確率を高めるためには、

ただ、利他的であるだけではダメで、

自分のエゴ以外の目的のために、

適切に 「No」が言えるようにならなければならないということです。

この適切な「No」を見分けるために、次の3つの問いが役に立つそうです。

成功するGiverとなるために意識すべき3つの問い

①なぜGiveするのか?

消防士と募金呼びかけ人の研究によると、

責務や義務を果たすためと考えている人よりも、

自身の喜びや目的のためと考えている人の方が、

彼らはずっとハードにそして、

長く働くことができていたそうです。

また、2010年の研究によると、

Giveすること自体が目的となってしまったり、

(年賀状みたいなもの。)

Giveすることが義務に感じてしまったりすると、

GIveすることに、

大きなエネルギーを吸い取られてしまうそうです。

よって、

「Giveしなきゃ!」

と思っているときにGiveをすることは慎んだ方が良いでしょう。

エゴを超えて、重要な結果や重要な存在のために、

「Giveしたい!」

と思える時だけ

存分にGiveしましょう。

エゴを超える目的とは、

例えば、自分の利益のためではなく、

全体のパイを大きくするため、

といった類のものです。

 

結論:

Giveによる燃え尽きを防ぐために、

Giveする前に、

そのGiveが、

本当に意義のあるものであるか確認しましょう。

②いつGiveするのか?

エンジニアに対する実験では、

9時から12時までは、

一切他者からの求めに応じず、

自分の仕事の集中するという決め事を作ったところ、

被験者の3分の2は生産性が向上したそうです。

 

また、カリフォルニア大学の研究によると、

1日にまとめて5つの親切な行為を行なった人々は、

(つまり、自分で決めた時間に親切をした人々は、)

1週間に5つの親切な行為を行なった人々よりも、

(つまり、いつ親切をするかは流れに任せた人々よりも、)

幸福度が高まったのだそうです。

結論:

いいように利用されて、燃え尽きてしまうのを防ぐために、

一日の始まりに、「いつ」自分自身にGiveするか、

「いつ」なら他者にGiveして良いか考え、

遠慮せず、自分にとって重要なプロジェクトを進めるための、

誰にも邪魔されない時間をブロックしましょう。

③誰にGiveするのか?

MatcherやGiverにGiveすると、

Giveが連鎖し、

波及効果として、より良いことが自分に還元される可能性があります。

しかし、

TakerにGiveをすると、

Giveしたことは、Takerにしか利をもたらしません。

GIveは連鎖せず、Takerで止まってしまうのです。

では、どうすれば、Takerを見極められるでしょうか?

残念ながら、

Takerは自分が欲しいものを得るまでは、

人当たりが良い場合があります。

本書では以下の3つのTakerの特徴に注意せよと記されています。

1. 「私は〜」「私にとって〜」という言葉を「私たちは〜」「私たちにとって〜」よりも多く使用する。

2. ソーシャルメディアの写真が自惚れ色の強い画像である。

3. 有している地位や力によって、人の扱いを変える。

結論:

Takerらしき人にGiveする場合、

もし、彼らがGIveしたものの3分の1も全体に還元しないようなら、

与えるのは止めてしまいましょう。

ただし、、、

Adam氏は丁寧に成功するGiverになる上記のようなノウハウまで示してくれましたが、

「最終的に自分が得るTakeを最大化するため」

にこのノウハウを実行していたら、

それはTakerなのではないかと思いますし、

恐らくAdam氏の意図するところでもないと思います。

上記のノウハウは、

普段、義務感からのGiveをたくさんして疲弊している人が、

自分にとって自然ではないGiveを避け、本当に効果的なGiveができるようになるためのもの。

ではないでしょうか?

心からのGiveは連鎖し、社会全体に好影響をもたらします。

お互い、そんな真のGiveができるようになっていきましょう!

まとめ

今回はAdam Grant氏の名著、

『Give and Take : Why Helping Others Drives Our Success』をご紹介しました。

私自身は、本書を読んで、

「自己の利益を超えた何かのために、自分にとって自然な貢献をする。」

ということを意識し始めました。

これは、私にとって非常に役に立つ思考の道具になっています。

「いい人でいるのに疲れてしまった。」

そんな方はぜひ、ご一読ください。

本書を読み、

『Give & Take』について改めて考えてみると、

あなたの人生の質が少なからず向上するはずです。

翻訳版を読んでみる。

それでは今日も良い一日を!

  • この記事を書いた人

Ken

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