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令和を豊かに生きるための没頭する技術。

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令和を豊かに生きるための没頭する技術。

こんにちは!Kenです。

本日もちょっとだけ日々を豊かにする、『厳選ビジネス洋書』をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、

Mihaly Csikszentmihalyi 著,

『flow the psychology of optional expeience』 です。

今では『フロー体験』に関する書籍がたくさん出版されていますが、

1996年に初版が発行された本書はその始まりの書籍です。

ちなみに、フロー体験とは、不安と退屈の間の、程よい緊張感で作業に没頭している状態の事です。

人間はこの状態の時、最高のパフォーマンスを発揮し、充実感・幸福感を感じるとされています。

あまりにもにある作業に没頭しすぎて、ふと気づくと、

「もうこんな時間か、、」

と感じたことがある方なら、おそらくそれがフロー体験です。

よくスポーツ選手が、この完全没入状態に入っているということを聞きますが、

実は、デスクワークでもなんでも、フローに入ることは可能です。

本書で紹介されているポイントを意識すれば、

つまらない仕事もフロー体験を生む活動に変化させることができます。

例えば、メールの処理、エクセルでの資料作成、部屋の掃除、、、

これらが、充実感を感じる作業になったら、非常に嬉しいですよね。

今回は中でもなるほどなぁと思った4つのポイントをご紹介します。

フローを体感するための4つのポイント

①Focus

フローは、意識を1点に集中している時に生じます。

逆に、外界からの妨害があったり、マルチタスクはフローを妨げます。

よってフローに入り、その状況を楽しむためには、

まずは意識を1点に集中させようとする努力が必要です。

そこで有効なのが、

作業開始前のルーティンです。

意識を1つの対象に集中させることであればなんでも良いのですが、

よく利用されているのは、

目を閉じて、音楽や、呼吸、姿勢に集中することです。

そして、目を開けたらタスクに完全没頭します。

こういった儀式によって、

注意が散漫だった状態から、

集中状態への転換がスムーズになります。

効率的に筋トレをするために、ウォームアップするように、

集中力の分散状態から、

ピンポイントの集中状態に持っていくために、

自分なりのルーティンを設定しましょう。

結論:フローに入るためには、意識の拡散状態から、集中状態への移行が必要です。自分なりの集中ルーティンを構築しましょう。

②Freedom

友人となんだかんだ話していたら、

気づくと、数時間経っていたなんて経験はありませんか?

「あれ、もうこんな時間か、、、」

というやつです。

一方で、仕事の面接なんかは、たった10分間が、1時間ぐらいに感じてしまいますよね。

両者の違いは、

友人との会話では、自分の表現したい内容を 自由 に話せる一方で、

仕事の面接では、自分が何を言うべきかについて、

変なことを言わないように強く意識する必要があることです。

チクセントミハイ氏曰く、

フロー状態は、 自己批判 の感情が一切無い時に生じます。

逆に言えば、常に変なことを言わないようにだとか、

間違っちゃいけないというような、

変なプレッシャーがかかっていると、

人間はフロー状態に達することはできないのです。

フローを体験したことのある、あるロッククライマーは、その感覚について、

「まるでエゴが溶け落ちていき、自動で次々と重要な事がなされていく感覚だ。」

と表現しています。

このようなフロー状態に入るためには、

自分の能力を信じて、

自己批判の感情を捨て、

ただ、赴くままに作業をする必要があります。

とは言っても、

「自己批判、頭の中の声を捨てられないから困ってる!」

という方は多いと思います。

私自身もそうでしたが、たった1つの工夫で大幅にその症状が改善されました。

それは、
『時間を区切る事』 です。

これは、大学時代に英語論文作成法の講座で習いました。

その教授は、生産性を上げるためのコツとして次のようにおっしゃっていたのです。

全くミスや表現の稚拙さを気にせずに、とにかく自由に書く時間と、

その後、表現や構成を練り込んでいく時間に分けるべきだ。

なぜなら、執筆と編集という性質の異なる仕事を行ったり来たりする、

その変換のために、時間とエネルギーをロスするからだ。

「この文で良いのか?」

と迷う時間を後で設けると決めておくことで、

執筆中はただひたすらに書き進めていくこと、

その一点に集中できるようになりました。

さらにただ時間を区切るだけではなく、

私のお勧めは、Be Focused というアプリを使って、

25分仕事、5分休憩地うリズムで仕事をすると、

脳の集中と拡散のバランスが非常によく取れます。

最初は戸惑うと思いますが、

繰り返し使っていくうちに、

心地良い集中のリズムが出てきますのでオススメです。

PCを使って仕事をするという方はぜひ、ご使用ください。

結論:1日のフロー時間を最大化するために、自己批判や心配事をする時間と、赴くまま自由に作業する時間を区切りましょう。

③Feedback

フローを体験するためには、自分のやっている行動が、

目標に対して良い影響を与えるものなのか、

そうでないのかを頻繁に知る必要があります。

Gallup社の研究では、

1000人の米国企業従業員を対象にした研究では、

マネジャーが一切、部下の仕事に関してフィードバックをしなかった場合、

部下のエンゲージメント(仕事に対する熱中度)が98%も下落することが分かっています。

チクセントミハイ氏曰く、

とるべき行動が明確で、その行動の良し悪しがすぐに分かるとフローに入りやすく、

例えば、

テニスプレーヤーは、相手が返しづらいショットを打つべきで、

次の瞬間には、

自分の行動の結果が良かったのか悪かったのかが、

すぐに分かります。

また、ロッククライマーも、

壁から落ちずに頂上まで登り切るべきで、

自分がどのくらい前進しているのかは、

周りを見渡せばすぐに分かります。

結論:あなたオフィスワーカーなら、単位時間あたりの仕事の質を目標に設定しておくと良いかもしれません。

人からの評価や、会社の業績へのインパクトはなかなか見えずらいものですので、コントロール可能な行動の目標を決め、

それをできたのかできなかったのかというフィードバックを、自分で行うと良いでしょう。

④4% Challenge

以前紹介した、『The Rise Of The Superman』の著者であるスティーブ氏は、

現在のスキルから4%だけレベルの高い目標にチャレンジしている時に、

人は最もフローに入りやすいと結論づけています。

例えば、

もし将棋でフローに入りたいのなら、

自分より4%レベルの高い相手を選ぶべきです。

自分より弱いプレーヤーならつまらなくなってしまいますし、

藤井プロのような、あまりにも強すぎる相手を選んでしまうと、

そもそも勝てる見込みがないのでやる気が出ず、

ただただ、ストレスが溜まって、終わりです。

しかし、ほんのすこしだけ自分よりもレベルの高い人を選ぶことができれば、

集中力が向上し、

勝負に没入することができるはずです。

これは仕事においても同様です。

自分のスキルよりも、

4%だけレベルの高い仕事をしようとすると、

フロー状態に入れる可能性が高まります。

ラクにこなせる仕事よりも、若干難しいくらいが丁度いいのです。

とは言っても、

「4%だけ難しいタスクにするって具体的に、どういうこっちゃ。」

と思ってしまいます。

一応目安としては、

作業時間の50%は思う通りにいき、

残りの50%はうまくいかない状況なんだそうですが、

それでもやっぱりはっきりしないですよね。

私は、単位時間あたりのOutputが一番分かりやすいと思います。

例えば、ブレストであれば、

前回25分で50個出せたら、

次は4%多い52個出せるかチャレンジし、

ライティングであれば、

前回25分で1000字書けたのなら、

次は1040字書けるかチャレンジしていきます。

実際の仕事でいちいちこんな細かくはやってらんないと思いますが、

つまらない時ほど、

現在のスキルよりも少し厳しめの目標を具体的な数字で立てることで、

フィードバックもできるし、フローにも入りやすくなりますので、

ぜひ、仕事がつまらない場合には、試す価値はあると思います。

結論:フロー体験のために、自分の現在のスキルよりも、ほんの少しだけ難しい課題にチャレンジしましょう。

まとめ

以上の内容をまとめると、

フローに入りやすくするために、

まず、集中仕事に入るためのルーティンを設定し、

次に、自己批判を一切しないで赴くままに作業をする時間の区切りを設定し、

制限時間来たら、具体的な数字で自分のパフォーマンスに関するフィードバックをし、

そして次のチャレンジでは、前回よりも4%レベルの高いゴールを設定しましょう。

結果、フロー体験の頻度が上がり、

なんであれ、その対象を楽しめるようになるということです。

『楽しい』と言う感覚は自然に沸き起こるものではないということなんですね。

自己実現時代の現代において、

『楽しいこと』

『没入状態』

『やりがい』

を自分で創り出す技術を知っておくことは非常に有益だと思います。

フロー体験の構築を元に仕事を設計すると、

世間の風潮に流されない、

自分の価値基準に沿って働くことができます。

そうすることで、

とっくに集中力が切れているのにも関わらず、

他人に負けないようにと働き続け、

挙句の果てには、なんでこんなことしているのだろう、、、

などと、自己不信に陥ることを防ぐことができます。

そもそも、原始時代に人は週に15時間から20時間しか働いていませんでした。

何千倍も豊かになったはずの現代なのに、人がその倍働くのは、

しかも、嫌々働いている人が多いのは、

無意識に 『他者との競争』 を意識しているためでしょう。

そんな中で、

世間の価値基準に自分の価値基準を決めてもらうのではなく、

自分の楽しみ、日々の充実は自分で作るもの、

だと知っておくだけで、

必要以上に疲弊するのを防ぐことができます。

本書は、自分で自分の価値観を決めなければならない、

ビジョンなき現代において、

生き方の1つの指針となる1冊だと思います。

万が一、あなたが今、

「仕事や人生に楽しみを1つも見出せない。」

という場合、ぜひご一読されることをオススメいたします。

役に立つ人生の知恵が必ず見つかるはずです。

翻訳版を読んでみる。

  • この記事を書いた人

Ken

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